羽毛ふとんのリフォーム診断

本日は北町からF様がご来店。

「羽毛ふとんのキルティングが壊れて片寄っているので直したい」との事でした。

診断した羽毛がこちら

波を打っているように片寄っておりました。

キルトを見ると熱圧着キルト。

一時期「ダニが入らない」とのうたい文句で流行りました。

しかしながら熱圧着キルトは経年劣化するとこのように外れてしまうことが多々あり、現在は行っているメーカーは少ないです。

中身を取り出して見るとダウンボールが小さくなっており、ファイバーも見受けられました。

しかしながらリフォームは可能。

シングルサイズなのに1.7kg入りとダブルサイズ並みに羽毛が入っている。

恐らく訪問販売独特の手法で洗浄せずに羽毛を足しただけのリフォームだと思われます。

「電話したけどつながらない」と。

「最近暑くて重いので使いにくい」との事でしたので足し羽毛をせず、洗浄後の残った羽毛だけで仕上げることに。

足し羽毛がいらないのでリーズナブルに出来ます。

せっかくですからとおすすめした100単生地でお作りさせていただく事になりました。

中身がいっぱい入っていれば良いという事はありません。

本来、「軽くて暖かい」のが羽毛ふとんの良いところ。

快適な羽毛ふとんへのリフォームを承りました。