羽毛ふとんのリフォーム診断

昨日は戸田市よりY様がご来店。

羽毛ふとんのリフォーム診断のご希望で3枚お持ちいただきました。

まず一枚目

丸八真綿の羽毛でおそらく30年以上前の羽毛。

元々の質が悪く(昔は良いものがとれませんでした)フェザーの混率が高い為リフォームは不可。

 

二枚目は

ほとんどダウンが形を成していない状態で粉々。

表示もとれてしまい品質も不明。

お話をお聞きすると「クリーニングは数回している」との事で、もしかしたらクリーニングの方法に問題があるかもしれません。

こちらもリフォームは出来ない状態でした。

 

3枚目は

ダウン率は90%で重量は1,4kg入りでしたのでまだふくらみはございました。

生地はかなり硬めのものでガサガサしておりました。

中身の品質もあまりよくはないですが、こちらはリフォーム可能と診断させていただきました。

リフォームをした時の価格と新品の比較をご説明。

「必要なのは一枚だけだから新しい羽毛にしようかな?」

「主人は寒がりなのでふっくらした品質の良い羽毛の方が良い」

そこで古い羽毛ふとんを下取りさせていただき新しい羽毛ふとんをお買い上げいただきました。

今後のお手入れの方法や保存方法などもご説明。

出来るだけ長くお使いいただきたいのでメンテナンスも忘れずにしていただければ幸いです。

 

羽毛布団はお使いの年数だけでは判断できません。

元々も羽毛の品質、使用頻度、お使い方の体質や寝相などによっても痛み方が異なります。

20年以上お使いの羽毛でもリフォームできるものは多いです。

今羽毛ふとんの原料は高くなっておりますので「捨てる前に無料診断」だけでもしてみませんか?

新しい粗悪品よりリフォームした方が良いことも多いですよ?