羽毛ふとんのリフォーム診断
本日はさいたま市よりI様がご来店。
羽毛ふとんのリフォーム診断をご希望でした。
お持ちいただいたのは4枚。
最初の2枚は20年以上前に西川チェーンのお店で買われた羽毛ふとん。
「高かったの」とI様。
しかしながら中身を見ていると大分傷みがございました。
I様はリフォームするか?買い替えるか?考えておりましリフォームの見積もりと新しいものを比べてみました。
I様は「娘の分だから買い替える」と決断。
ゴアテックス生地のロイヤルスター羽毛ふとんをお選びいただきました。
また、もう2枚は当店でお買い上げいただいた高級羽毛ふとん。
こちらはクリーニングで十分と思っておりましたが、拡げて触ってみると思った以上にお腹の部分の羽毛がやせている。
全体的なボリュームはありますがお腹のところだけが張りがない。
恐らく汗が多く、湿気が溜まっていると思われます。
「干しています?」と聞いてみると「干していない」との事。
昔、「羽毛ふとんは干さなくていいですよ!」と言っていたふとん屋さんや販売員がおりましたが言語道断。
日本のように湿度の高い国ではやはり乾燥をさせないと羽毛が玉状に固まりやすくなります。
1~2週間に一度。片面一時間裏返して一時間の合計二時間ほどですが干していただく。
その方が湿気が抜けて羽毛が固まりにくくなります。
「どうしますか?」とI様にお尋ねしたところ「せっかくだからリフォームして直してほしい」
との事でしたのでリフォームを承りました。
今度はこのようなことにならないよう襟元・お腹を増量して作り直し、メンテナンスもしていただく事をおすすめいたしました。
羽毛ふとんの痛みは年数もございますが使い方や使われている方の体質・寝相などにも左右されます。
私も年数などでは判断が出来ないため中身を取り出して診断させていただいております。
今、羽毛診断はピークの時期。
ご予約の上ご来店ください。